異常な性癖が招いた驚愕の事件
- 2014/07/03
- 17:36
尿意もだえる女性客に興奮、歪んだ性癖「盗撮した」と仰天供述…恐怖の“利尿剤タクシー”運転手の「手口」
「止まってください!」。激しい尿意に襲われながら、停車を求める女性の懇願を聞き入れようともせず、タクシー運転手は高速道路を走り続けた。大阪で5月、乗客の女性に利尿剤を仕込んだ菓子を食べさせた上、降車させずに車内に閉じ込めたとして、タクシー運転手の西利彦容疑者(41)が大阪府警門真署に暴行と監禁容疑で逮捕された。
「仕事熱心で、超のつくほどの真面目人間」「そんなことをするようには見えない」。タクシードライバー仲間が口をそろえる西容疑者。ところが実態は、女性がトイレに行きたいともだえる姿を車内の隠しカメラで撮影し、悦に入っていたというゆがんだ性癖の持ち主だった。
■悪魔のクラッカー
「ちなみにどこまで帰るのですか」
この問いかけが、トイレに行くことができない長い、長い責め苦への入り口だった。
昨年10月29日夕、20代の女性は大阪府門真市内で、とある個人タクシーに乗車した。
「(大阪市営地下鉄)門真南駅までお願いします」
普通のタクシーであれば、指定した目的地に向かって車を走らせていただろう。しかし、このタクシーは違った。運転席の西容疑者は女性に地下鉄を使った先の“最終目的地”を尋ねた。そして、女性が大阪市内の地名を挙げると、意外な提案をしてきた。
「それなら、半額で行ってあげるよ」
女性はうなづいた。
「早く帰るために、高速道路を使ったり、いつもと違う道を行ったりするかもしれません」
西容疑者はこう伏線を張ると、運転を開始。頃合いを見て、おもむろに女性に「これ、どうぞ」と紙コップを差し出した。中にはクリームがサンドされたクラッカーが2枚入っていた。
女性は受け取った紙コップから、1枚をつまんで食べた。唇にピリピリッという刺激が走った。何となく不安を感じ、1枚で食べるのを止めたが「時すでに遅し」だった。
■「吸水シート」渡され
“地獄”が始まった。
クラッカーを口にしてから間もなく、突如として女性は猛烈な尿意に襲われた。
すでにタクシーは近畿自動車道を走っていた。女性はたまらず「パーキングエリアに止まってほしい」と求めたが、答えは「本線に戻れなくなる」。意味不明な内容のごり押しで、女性の願いは拒絶された。
尿意にもだえ、青ざめる女性を乗せたまま、タクシーは目的地の大阪市内から外れ、吹田市や豊中市の高速道路を疾走していた。そんな中、女性にあるものが手渡された。介護用の吸水シートだった。女性が乗った運転手の狙いは、もはや疑いようがなかった。
「トイレ、我慢できんのやったらここでしてくれてもいいよ。ズボンとかぬれるの嫌なら、脱いでくれてもいい。私は見ないから」
もう、限界だった。
■女性40~50人の映像
乗車してから約1時間20分後。悪夢のようなドライブがようやく終わり、女性は自宅前で解放された。最初に約束したとおり料金は半額。タクシーは走り去った。自宅に戻った女性の手元には、食べ残したもう1枚のクラッカーがあった。運転手の卑劣な犯行を裏付ける重要な証拠だった。
その後の大阪府警の鑑定で、クラッカーの中のクリームから、粉末状になった降圧剤「フロセミド」が検出された。主に高血圧の患者が服用するものだ。
厚生労働省安全対策課によると、フロセミドには利尿作用がある。体内の余計な水分を減らすことで、血圧を下げるのが一般的な用途だが、これを悪用していた。
女性がタクシーの特徴を覚えていたことなどから、捜査はやがて西容疑者にたどり着き、府警門真署は今年5月5日、女性に対する暴行と監禁容疑で逮捕した。動機を「女の人が尿意を我慢する表情やしぐさを見ると、とても興奮した」と明かし、容疑を認めた西容疑者。しかし、ここから仰天の告白が待っていた。
「我慢する表情やしぐさを車内のカメラで録画していた。女性をトイレに行かさないために高速道路を走った」
西容疑者の自宅や車の家宅捜索では、約120錠のフロセミドが見つかったほか、パソコンには苦悶(くもん)の表情を見せる女性約40~50人の動画が保存されていた。
■むなしい「優」マーク
「真面目そうな顔をしているから、女性も安心してお菓子を食べてしまったのではないか。(西容疑者は)独身と聞いたが、遊んでいる様子もなく、職場と家を往復している印象だった」。西容疑者を知る男性運転手(53)はこう話す。
府内のタクシー会社を転々としていた西容疑者は、平成24年3月ごろ、個人タクシーを開業した。自宅のある四條畷市やその周辺で営業していることが多かったという。逮捕容疑の被害女性が乗車した門真市は、四條畷市に近接している。
別の60代の男性運転手も「客待ちをしていても、他の運転手とだべっている姿すら見たことがない。本当にショックだ」という。
逮捕からしばらくの間、西容疑者の自宅には犯行に使われたタクシーが止めたままになっていた。冗談にもならないが、フロントガラスの隅っこには、無事故無違反の優良ドライバーであることを示す「優」の字をあしらったステッカーが貼られていた。
引用元:産経ニュース
http://sankei.jp.msn.com/west/west_affairs/news/140528/waf14052807000001-n1.htm
「止まってください!」。激しい尿意に襲われながら、停車を求める女性の懇願を聞き入れようともせず、タクシー運転手は高速道路を走り続けた。大阪で5月、乗客の女性に利尿剤を仕込んだ菓子を食べさせた上、降車させずに車内に閉じ込めたとして、タクシー運転手の西利彦容疑者(41)が大阪府警門真署に暴行と監禁容疑で逮捕された。
「仕事熱心で、超のつくほどの真面目人間」「そんなことをするようには見えない」。タクシードライバー仲間が口をそろえる西容疑者。ところが実態は、女性がトイレに行きたいともだえる姿を車内の隠しカメラで撮影し、悦に入っていたというゆがんだ性癖の持ち主だった。
■悪魔のクラッカー
「ちなみにどこまで帰るのですか」
この問いかけが、トイレに行くことができない長い、長い責め苦への入り口だった。
昨年10月29日夕、20代の女性は大阪府門真市内で、とある個人タクシーに乗車した。
「(大阪市営地下鉄)門真南駅までお願いします」
普通のタクシーであれば、指定した目的地に向かって車を走らせていただろう。しかし、このタクシーは違った。運転席の西容疑者は女性に地下鉄を使った先の“最終目的地”を尋ねた。そして、女性が大阪市内の地名を挙げると、意外な提案をしてきた。
「それなら、半額で行ってあげるよ」
女性はうなづいた。
「早く帰るために、高速道路を使ったり、いつもと違う道を行ったりするかもしれません」
西容疑者はこう伏線を張ると、運転を開始。頃合いを見て、おもむろに女性に「これ、どうぞ」と紙コップを差し出した。中にはクリームがサンドされたクラッカーが2枚入っていた。
女性は受け取った紙コップから、1枚をつまんで食べた。唇にピリピリッという刺激が走った。何となく不安を感じ、1枚で食べるのを止めたが「時すでに遅し」だった。
■「吸水シート」渡され
“地獄”が始まった。
クラッカーを口にしてから間もなく、突如として女性は猛烈な尿意に襲われた。
すでにタクシーは近畿自動車道を走っていた。女性はたまらず「パーキングエリアに止まってほしい」と求めたが、答えは「本線に戻れなくなる」。意味不明な内容のごり押しで、女性の願いは拒絶された。
尿意にもだえ、青ざめる女性を乗せたまま、タクシーは目的地の大阪市内から外れ、吹田市や豊中市の高速道路を疾走していた。そんな中、女性にあるものが手渡された。介護用の吸水シートだった。女性が乗った運転手の狙いは、もはや疑いようがなかった。
「トイレ、我慢できんのやったらここでしてくれてもいいよ。ズボンとかぬれるの嫌なら、脱いでくれてもいい。私は見ないから」
もう、限界だった。
■女性40~50人の映像
乗車してから約1時間20分後。悪夢のようなドライブがようやく終わり、女性は自宅前で解放された。最初に約束したとおり料金は半額。タクシーは走り去った。自宅に戻った女性の手元には、食べ残したもう1枚のクラッカーがあった。運転手の卑劣な犯行を裏付ける重要な証拠だった。
その後の大阪府警の鑑定で、クラッカーの中のクリームから、粉末状になった降圧剤「フロセミド」が検出された。主に高血圧の患者が服用するものだ。
厚生労働省安全対策課によると、フロセミドには利尿作用がある。体内の余計な水分を減らすことで、血圧を下げるのが一般的な用途だが、これを悪用していた。
女性がタクシーの特徴を覚えていたことなどから、捜査はやがて西容疑者にたどり着き、府警門真署は今年5月5日、女性に対する暴行と監禁容疑で逮捕した。動機を「女の人が尿意を我慢する表情やしぐさを見ると、とても興奮した」と明かし、容疑を認めた西容疑者。しかし、ここから仰天の告白が待っていた。
「我慢する表情やしぐさを車内のカメラで録画していた。女性をトイレに行かさないために高速道路を走った」
西容疑者の自宅や車の家宅捜索では、約120錠のフロセミドが見つかったほか、パソコンには苦悶(くもん)の表情を見せる女性約40~50人の動画が保存されていた。
■むなしい「優」マーク
「真面目そうな顔をしているから、女性も安心してお菓子を食べてしまったのではないか。(西容疑者は)独身と聞いたが、遊んでいる様子もなく、職場と家を往復している印象だった」。西容疑者を知る男性運転手(53)はこう話す。
府内のタクシー会社を転々としていた西容疑者は、平成24年3月ごろ、個人タクシーを開業した。自宅のある四條畷市やその周辺で営業していることが多かったという。逮捕容疑の被害女性が乗車した門真市は、四條畷市に近接している。
別の60代の男性運転手も「客待ちをしていても、他の運転手とだべっている姿すら見たことがない。本当にショックだ」という。
逮捕からしばらくの間、西容疑者の自宅には犯行に使われたタクシーが止めたままになっていた。冗談にもならないが、フロントガラスの隅っこには、無事故無違反の優良ドライバーであることを示す「優」の字をあしらったステッカーが貼られていた。
引用元:産経ニュース
http://sankei.jp.msn.com/west/west_affairs/news/140528/waf14052807000001-n1.htm